オー助が俳句を作ったらしい。
ドン丼から聞き、愚丼はすぐにオー助のところへ行きました。
俳句帖を手に考え込んでいるオー助。
凍てし手を握手で包む来訪者
年始客アメリカ育ち握手かな
今月から、「オー助の俳句」の連載を始めます。
オー助(注1)は、子丼の祖母(ドン丼の母)です。
1923(大正12)年静岡生まれの88歳。
2010年まで俳句雑誌『海坂』に投稿。
現在、月に1回自宅近くの公民館で開かれる句会に参加。
かの丼ファンも俳句の師匠として慕っておりました。
ラーメン屋の看板や宣伝がやたら目につくのは、若者が多い街ゆえでしょうか。20数年ぶりの渋谷は道玄坂。ごちゃごちゃと書き込まれたメニューとか派手な色をつけた手作りの看板は、店の個性を売り込もうというのでしょう。
しかしそれも限度というものがあり、ほとんどそんな看板ばかりだと何を売っている店なのかよくわかりません。歳は取りたくない、とも思いませんが、歳のせいかな。
一昨日(12日)の仕事場は、道玄坂の上の方のビル。ありがたいことに今月3回目の仕事です。
暑くて食欲は・・・ちっとも落ちてないけど久しぶりにカレーを食べたくなったのはやはり体が欲しているのでしょう。
久しぶりの銀座でまず昨日、5丁目のニューメルサ7階にあるマハラジャへご近所の飲みともA子さんと。カレーのおいしい店は幾つか知ってますが近くを歩いていたので迷わず入っちゃいました。メチャ暑かったので。こちら一年数カ月ぶりです。
「長崎に行ったら思案橋のアジサイと江山楼のちゃんぽんを味わうこと」
先日初めて行った長崎県。なにはともあれ話のタネにちゃんぽんを、それも“元祖”という店で、と思うのが人情じゃないですか。江山楼は元祖とはうたってません。しかるに長崎にも詳しい先輩、S崎さんは、愚丼の心情を百も承知のうえで「江山楼へいきやれ」と。
詠む節は、正月の宮中歌会のあの調子です。綾小路流と冷泉流の楽譜があり、ワレワレ生徒は先生について唱和しました。
先輩、K池さんと一昨日入ったのは「昭和10年創業 銀座 長寿庵」。銀座と言っても木挽町ですから雰囲気は下町っぽく、知り合いの木挽町出身者が言いました。
「銀座は気にいらない」
愚丼はどちらも気に入ってます。そば屋は銀座といえどどこも庶民的であります。中でワレワレがこちらの長寿庵を高くかっているのは元祖「鴨せいろ」(1500円)(1000円)ゆえです。が、おいしい気分を盛り上げるためには手順というものが、年を重ねると特に重要になります。
ここで最初の訂正です。K池さんから「銀座長寿庵の鴨せいろは1000円だからすごいのです」とのご指摘。ありがとうございます。というわけで1500円を消しました。
まず穴子で軽くいっぱい。ふっくら柔らかです。店内を見渡せば男性ばかり。平均年齢は愚丼を5-10歳ほど上に見える客が一人で、あるいは数人で静かにそばを食べているじゃないですか。
注文は全員鴨せいろ。
閑かさやそばに染みいる鴨の味
なんちゃって
( ^ω^ )「竜紋裏、三つ紋黒羽織の着流し、刃引きの大刀一本だけを落とし差して、朱房のついた十手を、わざと、よく見えるように、脇差脇にさして、大店へのそりと入る」(柴田練三郎『貧乏同心御用帳 埋蔵金十万両』文春文庫から)。
竜紋裏というのはどんな裏地なのか知りませんが、黒の羽織に朱の十手、そして大刀一本を落とし差し・・・粋です。普段着の八丁堀の旦那は。小説家が想像力を刺激されるわけですね。
これが捕物となる、といでたちは
「同心 麻の裏のついた鎖帷子を着込み、その上へ芝居の四天の着るような半纏を着、股引をはく。小手、脛当てをし、鎖の入った鉢巻に白木綿の襷、普段は両刀を差しているが、捕物の時は、刃引きの長脇差を一本だけ差していく」
ちなみに上司たる与力は
「継上下をぬぎ着流しになり、帯の上へ胴締めをしてもちろん両刀をさす。手拭いで後ろ鉢巻きをして、白木綿の襷にジンジン端下り、草履ばき」でした。
与力は検視の役で同心の働きを見聞して書き留めます。
与力は同心がてこづっているときだけ、槍で相手を「あしらい」、捕縛に力添えします。シンジン端折りなる端折りはどこかで説明を読んだ記憶がありますが、忘れました。
ところで三年前のわが手習いは、「江戸の古文書を読む」というもので教材には同心の活躍、褒美の金品も几帳面に書き込まれていた資料もありました。でも手元にその教材が見当たらないので今回は国立国会図書館のホームページで同様の古文書を探したところ、「旧幕府引継書の内の捕物帳について」 ― 丸橋忠弥召捕記を中心として ―(『参考誌研究』第十六号 一九七八・六)がありました。
上記のいでたちは、その研究からの抜粋で、出典は三田村鳶魚の「捕物の話」とのこと。
※写真は八丁堀の京華スクエア。元京華小学校で、関東大震災の後、昭和4年に建てられました。いわゆる復興小学校の一つで、銀座の泰明小学校もその一つです。
八丁堀の掲示版はスクエアの玄関の前の道にあります。

「水無月豆腐です」
???
「ごま豆腐に小豆が入ってます」
なるほど。少し甘いね。熱いね。はふはふ おいしいね。
銀座2丁目の木挽町界隈でたまたま入った「ぎんざ 一二岐」。いぶき、とよむそうです。
こんなメニューが表にありました。
ごちゃごちゃ書いてないし、値段がたぶん抑え気味。経験上大体うまい店が多いのです。
「鮨 板井」の昼時のメニューに太刀魚丼1000円とありました。太刀魚好きの丼ファンとしてはチャレンジせねば、と気になっていましたが今週火曜日についに決行。昼ちょっと前とあって一番乗りでした。
その一
はがねの悲鳴がほとばしるとともに、喜八郎の剣は、ま二つに折れた。
―― 勝った!
左膳が、胸中で叫ぶのと、喜八郎の右手が、脇差を抜きざま、胴を薙ぐのが、同時であった
その二
万兵衛は、廃寺の縁側に上がった。躍りかかって来た浪士の一人をそこで斬り落とした。彼は本堂に入った。そして、中で、三人の浪士を大根のように斬った
その三
「手向かえば、かまわず斬れ!!」
・・・首領の丹兵衛はじめ、いずれも白刃をふるって立ち向かってきた。
こうなれば盗賊改方の捕物だけに容赦はない。
なかでも同心・酒井祐介は柳剛流の免許もちで、せまい屋内から中庭へかけて巧みな剣さばきをみせ、盗賊三名を斬って倒した・・・
斬って斬って斬りまくっている登場人物はいずれも同心である。
そうなのです。フロアのお嬢さんは、愚丼たちがメニューに目を通し始めてすぐいいました。
「メダイがまだ入荷してなくて・・・」
そこでクエスチョン。
「魚は何があるの?」
「スモークサーモン?じゃそれでお願いします」
久しぶりの飲み友A子さんも「わたしも」
めずらしく諸用が重なって銀座―八丁堀―銀座へ行った一昨日、久しぶりに銀座のわが友をお誘いして向かった「ワインレストラン ドミナス」(銀座6−12−2東京銀座ビルディング 101)。昨年暮れのフォアグラ丼以来です。銀座って行きたい店がいっぱいあるので決して足が遠のいたわけではありません (;^_^A アセアセ・・・
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